飛鳥Ⅱとピースボートの世界一周を比較検討
来年あたりに、世界一周旅行を実行したいのですが、未だに計画が前に進んでいません。
以前のブログにも書きましたが、世界一周旅行の方法を大きく分けると、クルーズ船か飛行機かということになります。
クルーズ船はお膳立てができた完璧なパックツアーなので、ストレスなく安心して旅行できます。寝るところは船の中にいつも自分の部屋が確保されており、豪華な食事も毎回提供されます。さらに船内でのレクレーションやレッスンプログラムも充実しているので、こんな楽ちんに世界一周できるなんて、夢のようです。
日本発着の来年の世界一周クルーズを探してみると、今のところ、飛鳥Ⅱかピースボートの2択になります。残念ながらにっぽん丸やぱしふぃっくびいなすは、未だ来年以降の世界一周クルーズの予定は発表されていません。おそらくしばらくは無いものと思います。(外国のツアーはいくつかありますが、私は英語力が無いので厳しいです)
まず飛鳥Ⅱの世界一周クルーズです
時期は、2023年4月2日から7月14日までの104日間です。
横浜と神戸を出発して、オーソドックスな西回りで世界一周します。ルートは下の航路図を参考にしてください。主に北半球を巡ります。ちょうど季節的にも北半球が適しています。
寄港地は下記のとおりです。リボルノ(イタリア)、リスボン(ポルトガル)、ニューヨーク、ホノルルの4か所は、それぞれ1泊します。いずれも長く滞在したい、すばらしい観光地です。
4月にスエズ運河、そして6月には「閘門」のパナマ運河を通航します。船の中から大きな閘門通航を体験できるなんて、感動的でしょうね。
このような日程で、日本が誇る超豪華船「飛鳥Ⅱ」で104日かけてゆっくり巡る優雅な旅です。
さて、このお値段はというと、下記の通りです。
うわっ、やっぱり高いです。二人で参加したら、一番安い部屋でも1千万円オーバーです!
ロイヤルスイートに二人で参加すると、6千万円もかかります。都内にマンションが買えます。地方なら立派な庭付き一戸建てが買える値段です。いったいどういう人がここに泊まるのでしょうか?
クルーズ船も、航空券のように早割があります。早く予約するとかなりの値引きがあります。飛鳥Ⅱの場合は、ワールド特別割引が一番安いのですが、こちらは2022年の6月30日までに全額支払う価格で、現時点(8月6日)では予約不可です。
次に安い早期全額支払割引というのは、8月31日までに全額を支払う場合です。やはりキャッシュが早めに郵船クルーズに入るというのは、企業としてはメリットが大きいのですね。
早期申込割引は、11月30日までに申し込んだ場合の価格です。こちらの支払いは申込時に申込金を払った後、11月30日までに残額を払わなければなりません。
今の予約状況が上の表です。アスカスイート以下の部屋は車いす対応客室を除いて、通常料金でも満席になっています。今申し込むと、一人1620万円の和洋スイートが一番安いコースになります。
私にはとても無理です!
ピースボートの方はというと、こちは2023年は4月、8月、12月出航で、3回の世界一周クルーズが予定されています。それぞれ、コースは異なります。すごいですね~
いつものようにこちらは「パシフィックワールド号」をチャーターして運航しています。
飛鳥Ⅱとほぼ同じ日程の北極航路 ヨーロッパ&中米コースを見てみることにします。
こちらも王道の西回りです。最初の寄港地に中国のアモイが入っているのが気になります。来年の4月の時点で中国のゼロコロナ対策が収束しているとは考えにくいです。これは変更になると思います。このへんは臨機応変に対応できると思います。
大西洋に出てからは、フィヨルドが多く設定されています。このように、あるテーマに焦点を当てた世界一周クルーズが企画できるのも、年に3回も出航できるからだと思います。
そして、このツアーの料金と申し込み状況です。
こちらは一番高い方のクラスが売り切れてました。
贅沢かもしれませんが、私はやはりバルコニーが無いと息苦しい感じがして、どうにも我慢できません。その点スタンダードバルコニーは、280~290万円と結構お手頃価格です。これらが売り切れてしまうのは理解できます。そうなると残り僅かな565万円のジュニアスイートが選択肢になります。これでも飛鳥Ⅱよりはかなり安いのですが、それでもこの価格はやっぱり厳しいです。
アウトサイドクラスになると220万円程度なので、こちらはちょうど世界一周航空券をビジネスクラスで購入して、中クラスのホテルに泊まりながら2カ月程度で巡った場合の費用と同じくらいになります。
飛鳥Ⅱは値段があまりに高いので悩む余地がありませんが、ピースボートくらいになると、ちょっと迷ってしまいます。
そして、私の出した結論は、
個人で自由に行きたいところを選べる「航空機での個人旅行」にします。
クルーズ船を選択しない理由は下記のようになります。
・船内での人間関係がちょっと面倒
・バルコニーがあればまだいいが、窓だけだと閉塞空間に不快を感じる可能性大
・寄港地が決められており、自由度が少ない
・船の中での生活時間がツアー期間の大半を占め、現地を味わう観光時間が少ない
・やっぱり費用が割高
・妻が船酔いしやすい(スタビライザーが付いているので、あまり揺れないとは思うのですが)
実は、航空機を利用した世界一周でも、未だ具体的な計画は立っていません。
もう一度クルーズ船に寝返るかもしれませんが、とりあえずこれから世界一周航空券のシミュレーションなどを行っていきたいと考えています。